57歳の現役看護師です。頸椎症で夜勤ができなくなり、慣れない部署へ異動したことをきっかけに、看護師向けの転職エージェント2社へ登録しました。
登録前に特に不安だったのは、次の2つです。
「登録したら、しつこく電話がかかってくるんじゃないか」
「57歳で夜勤もできない私に、紹介できる求人なんてあるのかな」
結論から言うと、私は転職しませんでした。それでも、2社を実際に使い比べたからこそ分かったことがあります。
この記事では、登録方法、初回電話、紹介された求人、断ったあとの連絡まで、実際の体験を順番にお伝えします。
なお、1社は看護roo!です。もう1社は、担当者による部分も大きいと思うので、名前を伏せて「A社」と書きます。
先に結論|2社の違いが見えたのは「最初の電話のあと」
ろんこ
最初の電話だけでは、2社の違いはほとんど分かりませんでした。希望条件を伝えたあとの対応を比べるのがポイントです。
表を見てもらうと分かるとおり、最初の電話までは、2社にほとんど差がありませんでした。
違いが見えたのは、具体的な条件の話に入ってからでした。転職エージェントの良し悪しは、最初の電話だけでは分かりません。これが、2社を使っていちばん強く感じたことです。
登録方法|スマホで簡単。電話日時も選べました
2社とも、スマホのアプリから登録しました。
入力するのは、名前や連絡先、看護師の資格、希望の働き方などです。項目に沿って選んでいくだけなので、難しいところはありませんでした。
登録のあと、LINEで友だち登録をして、電話をもらう日時を自分で決めることができました。
電話の日時を自分で選べたのは安心でした。勤務中に突然、知らない番号から電話がかかってくることもありません。病院で働いていると仕事中の電話には出にくいため、助かりました。
そして2社とも、登録したその日の夜に電話がありました。
初回電話|2社とも約30分、対応は丁寧でした
最初の電話は、どちらも30分ほどでした。
頸椎症で夜勤ができないこと、重いものを持てないこと、異動先の慣れない仕事がつらいこと、そして57歳という年齢のことを話しました。
こちらの事情を、2社ともきちんと聞いてくれました。
正直に言うと、この時点では「どちらも良さそうだな」と思っていました。もしここで1社に決めていたら、後で書くような違いには気づかなかったと思います。
紹介された求人|夜勤なしでは訪問看護が中心
夜勤なしという条件で紹介されたのは、訪問看護がいちばん多く、ほかに健診やデイサービスの求人がありました。
57歳で夜勤ができなくても、紹介できる求人がまったくない、ということはありませんでした。ここは登録する前に不安だったところなので、同じ心配をしている方には伝えておきたいです。
ただ、私の場合は頸椎症のため、患者さんを抱える動作や重いものを持つことに制限があります。訪問看護は、仕事の内容によっては難しいと感じました。
そして給与は、いちばん条件の良い求人でも、今よりかなり下がるものでした。
夜勤がなくなった時点で、すでに月3〜4万円減っています。そこからさらに基本給まで下がることになります。長く同じ病院に勤めてきた分の積み上げを手放すことでもありました。
2社の違い|条件の相談から対応が分かれた
A社|休みの日を伝えたら、すぐ面接日に
A社は、こちらがまだ迷っている段階でも、早く面接へ進めようとする印象でした。
私が土日休みだと伝えると、その3〜4日後の土曜日を提示してきました。
「この日、面接に行けませんか」
まだ何も決めていないのに、もう面接の日程です。
休みの日を伝えたのは、連絡が取りやすい時間を知ってもらうためでした。それが最短の面接日として使われるとは思っていませんでした。
この人は私の話を聞いてくれているのではなく、次のステップに進めたいだけなんだな。そう感じてしまうと、もう相談する気持ちにはなれませんでした。
看護roo!|「思い留まるのも一つだよ」
看護roo!の担当者は、条件の話になってからの方が丁寧でした。
夜勤ができないこと、重いものが持てないこと。それを踏まえて、体への負担が少ない働き方を一緒に考えてくれました。
そのうえで、給与を比べたとき、こう言われました。
「条件だけで見ると、今のところの方がいいと思いますよ。思い留まるのも一つだよ」
驚きました。
転職エージェントは、転職が決まってはじめて報酬が入る仕組みです。私が今の職場に残れば、この担当者の成績にはなりません。
それなのに、残った方がいいと言ってくれました。この一言で、私はもう少し今の職場で頑張ってみようと思えました。
断ったあと|しつこい電話はありませんでした
これは、登録前にいちばん心配していたことでした。
結論から言うと、2社とも、断ったあとに電話がかかってくることはありませんでした。
ただ、違いはありました。
A社からは、LINEで求人のお知らせが頻繁に届きます。広告のダイレクトメールのような感じです。電話ではないので実害はありませんが、こちらが断ったあとも続いています。
看護roo!は、アプリのお知らせが届く程度です。断るときに「また状況が変わったら、こちらからお願いします」と伝えると、担当者は「そのときは私の名前を言ってくださればいいですからね」と言ってくれました。
この距離感が、私にはありがたかったです。
LINEの通知が気になる場合は、LINEの設定でそのアカウントの通知をオフにすることもできます。
体験して分かった、転職エージェントの上手な使い方
2社以上に登録して比べる
もし1社だけだったら、面接を急かされても「転職エージェントってこういうものなのかな」と思っていたかもしれません。
2社を比べたからこそ、担当者によってこんなに違うのだと分かりました。
休みの日を伝えるときは「まだ面接は考えていない」と添える
A社で面接日を急に提示されたのは、私が休みの日を伝えたことがきっかけでした。
連絡が取りやすい時間を伝えるときは、「まだ情報収集の段階で、面接は考えていません」と一言添えておくと、話が急に進むのを防ぎやすいと思います。
「この人は話を聞いてくれていない」と感じたら、止めていい
登録したからといって、転職しなければいけないわけではありません。合わない担当者に急かされて決めることほど、こわいことはないと思います。
転職しなくても、外の相場を知るだけで意味がある
私は結局、転職しませんでした。でも相談したことで、外にどんな求人があるのか、今の職場の条件がどのくらいなのかが分かりました。
「残る」という選択にも、以前より納得できるようになりました。
看護roo!はこんな人に向いていると感じました
あくまで私が担当してもらった人の印象ですが、看護roo!は次のような方に合っていると思います。
- まだ転職すると決めていない、迷っている段階の方
- 急かされずに、まず話を聞いてほしい方
- 体の事情など、条件に制限がある方
もちろん、同じ会社でも担当者によって対応は変わると思います。だからこそ、1社だけで決めずに、比べてみることをおすすめします。
まとめ|転職エージェントの良し悪しは「2回目以降」で見える
- 登録はスマホアプリで簡単。電話の日時もLINEで自分で決められた
- 最初の電話は、2社とも丁寧で差がなかった
- 差が出たのは、条件の話になってから
- 断ったあとの電話は、2社ともなかった
転職エージェントの良し悪しは、最初の印象だけでは分かりません。2回目、3回目のやりとりで、「この担当者は私の話を聞き、希望や事情を尊重してくれているか」を確かめてみてください。
私は転職せず、今の職場にとどまる道を選びました。転職エージェントに相談したからこそ、納得して出せた答えです。
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看護師の定年後、再雇用で年収はいくら下がる?57歳の体験談
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